18.戻ってきたフデリンドウ

/小さな可憐なフデリンドウが95号棟西斜面から姿を消してから数年余り、今年は何故か数十株のリンドウが帰ってきてくれてとても嬉しい。ほとんどが一輪咲きだが、今を盛りと、しかしひっそりと咲いている(写真1)。何故突然消えたり、現れたりするのだろうか。多分それは日照に関係あるのかも知れない。と言うのは、昨年、周りの常緑の巨木を強剪定したので周囲が大変明るくなった。フデリンドウは乾燥した日当たりの良い場所を好むからだ。

 皆さん既にご承知と思うが、フデリンドウの一大群生地は、寺田東バス停の近くの京王バス車庫入口の下刈りされた斜面には無数の子花をつけたフデリンドウが繁茂している(写真2)。小さなキキョウ状の小さな花が押し合って咲いていてびっくりするほどプチで可愛い。残念なことに、京王バス車庫の拡張工事に伴いフデリンドウの群生地がアスファルトで応われてしまった。今年から当分見られない。

 リンドウは秋咲きリンドウが切り花として有名だが、春咲きものには、フデリンドウの他にハルリンドウとコケリンドウがある。互いに酷似しているが、団地周辺に自生しているものは、根生葉の有無から判断してほとんどがフデリンドウである。

/写真1  2022.4.16 於95号棟西法面 写真2 2019.4.23   於京王バス車庫入口


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です